Twitter傘下のGnipが、Twitterのデータの再販事業者への提供を8月に打ち切ると発表したことについて、Twitter Japan株式会社が4月15日に公式ブログを更新。日本での再販のパートナーである株式会社NTTデータとは戦略的ソリューションパートナーの関係となり、両社による新しい構想を近々正式に案内する予定だとした。
 Twitterでは、ソーシャルメディアなどのデータを収集して企業に提供する再販事業者に対して「Firehose」と呼ぶデータ提供を行っているが、そのうちの1社であるGnipを2014年に買収したことに伴い、8月以降はデータのライセンス契約をTwitter/Gnipが自社で行うことを明らかにしていた。
 Twitter Japanでは、日本での再販のパートナーであるNTTデータとの関係は、これまで通り戦略的パートナーであることに変わりはないと説明。NTTデータとは次のステージに向けた話し合いを続けており、これまでのデータ再販パートナーから戦略的ソリューションパートナーへと立場を変えることで、ソーシャルアナリティクス、システムインテグレーション、ビジネスインサイトなど、NTTデータの強みをより活かした関係になるとしている。
 また、NTTデータがTwitterのデータを利用する点に変更はなく、NTTデータを通してTwitterのデータを利用中の企業には、これまで以上に優れたサービスを提供できる予定だと説明。既存契約の移行に関しては案件特性を踏まえて個別に精査を行うとして、TwitterとNTTデータによる新しい構想は近々、正式に案内できる予定だとしている。
(三柳 英樹)

関連リンク Twitter Japan Blogの該当記事https://blog.twitter.com/ja/2015/0415gnip

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投稿者 Akibano

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