Twitter Japan株式会社は、近畿大学総合社会学部社会・マスメディア系専攻金井啓子ゼミと共同で、新成人や大学生に向けたTwitter活用の手引き「大学生と作るTwitterおとなの使い方マニュアル」を公開した。Twitter Japanブログの記事から、PDFファイルをダウンロードできる。
成年年齢が18歳に引き下げされたことにより、今春大学に入学した1年生も成人となる。Twitter Japanでは「成年に達すると自分の意思で行動できる範囲が広がると同時に、社会への責任も伴うようになります」と述べ、現役の近大生のリアルな声を参考にして制作したこのマニュアルを生かして「授業や就活などの情報収集、友人との交流などにTwitterを活用していただければ」としている。
マニュアルは以下の6章からなり、信頼性の高い情報を見極める、アカウントを安全に保つ、ほかのユーザーとのトラブルを避ける――など、実践的な情報がコンパクトにまとめられている。 コミュニケーションを楽しもう信頼できる情報に出会おう安心・安全は自分でも管理ほかのユーザーとトラブルになったらTwitterのことをもっと知ろう大学生のリアルTwitter生活
例えば、「2.信頼できる情報に出会おう」では、情報の見極め方を案内している。有名人などの本人確認ができているアカウントに付与される「認証済みバッジ」や、情報を機械的にツイートしているアカウント(Bot)の中で信頼性が高いと判断されたものに付与される「GoodBotsラベル」は、情報の信頼性を判断する参考になる。
また、誤情報が含まれている可能性のあるツイートや、国家が関与しているとみられるメディアのアカウントへの「注意喚起ラベル」、内容を確かめずにリツイートする際に注意メッセージが表示される機能なども紹介している。
「3.安心・安全は自分でも管理」では、自身のツイートに返信できるアカウントをフォローしているアカウントだけなどに限定し、知らないユーザーからの返信を受けないようにする機能や、アカウントの不正ログインを防ぐ2要素認証(2FA)、位置情報や画像のタグ付けをオフにしてプライバシーを守る設定などを紹介している。
「4.ほかのユーザーとトラブルになったら」では、Twitter上の返信の非表示機能やフォロワーの削除、ミュート、ブロック機能によって、トラブルにつながるコミュニケーションを断つ方法を紹介している。
関連リンク 大学生と考えた「Twitterおとなの使い方」マニュアルを発行しました(Twitterブログ)
関連記事
深刻化する“偽情報”問題に事業者はどう取り組むか、「自由な言論」と「対策」を両立させる論点をまとめた報告書のポイント
2022年4月11日
連載
海の向こうの“セキュリティ”
コロナ禍で増えた偽情報や「悪意のない脅威」への対応として気を付けたいこと
2021年12月9日
連載
被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー
その情報、シェアして大丈夫? フェイクニュースの拡散で起こった事件
2020年10月30日
やじうまWatch
Twitterの埋め込みツイートを削除した場合の表示方法、大騒動の末、結局元通りに
2022年4月11日
やじうまWatch
悪用対策は大丈夫? Twitterでテスト予定の「ツイート編集ボタン」、早くも懸念が噴出
2022年4月7日
連載
被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー
偽アカウントなのに「認証済みバッジ」付き、Twitterでプレゼント詐欺に悪用されてだまされる人続出
2020年11月20日