「JPドメイン名レジストリレポート2020」表紙
 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は、JPドメイン名(.jp)の登録・管理業務に関する年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2020」をPDFで公開した。これによると、2021年1月1日時点でJPドメイン名は162万203件。2020年1月から12月の1年間で4万3796件増加した。
JPドメイン名登録数の推移
 レポートでは、2020年の主な取り組みを紹介。登録者が意図しないドメイン名の移転の防止措置、MルートDNSサーバーの拠点展開に向けた協力関係の構築、DNSに対する攻撃手法やソフトウェアの脆弱性の注意喚起や啓発が挙げられている。
 また、教育機関向けにインターネットの仕組みが学べる小冊子やccTLDが学べるポスターの配布をするなど、教育支援の活動も行っていると報告している。
 そのほかに国内では、JANOG、フィッシング対策協議会、テレコムサービス協会、海外ではICANN、IETF、W3Cなど、インターネットにおける標準化や運営に関わる団体でも積極的に活動をしているという。

関連リンク JPRSが『JPドメイン名レジストリレポート2020』を公開 JPドメイン名レジストリレポート(バックナンバー)

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投稿者 Akibano

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