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 デジサート・ジャパン合同会社は6月22日、米DigiCertがDNS管理サービスプロバイダーの米DNS Made Easyを買収したと発表した。この買収により、DigiCertと同社のリセラーパートナーは、ドメイン制御認証、統合されたDNSと証明書、簡素化されたDNS構成など、証明書のライフサイクル管理がシームレスに提供できるようになるとしている。
 DNS Made Easyは、1日380億を超える名前解決処理を行っているマネージドDNSサービスを有している。そのほかには、トラフィックの最適化、エンタープライズネットワークの監視、CDNの管理サービスも提供。これらのサービスは10年以上にわたり“99999(ファイブナイン)の可用性”の実績があるという。
 今回の買収について、DigiCertのエグゼクティブバイスプレジデントであるDeepika Chauhan氏は「DNS管理はデジタルビジネスに不可欠であり、DNS Made Easyと最高クラスのソリューションをDigiCertのポートフォリオに追加できた」と述べている。
DigiCert取締役会会長/Crosspoint Capital PartnersマネージングパートナーのGreg Clark氏
 DigiCert取締役会会長/Crosspoint Capital PartnersマネージングパートナーのGreg Clark氏は「両社の組み合わせは証明書認証のセキュリティを強化し、将来の認証の自動化を可能にし、証明書ライフサイクル管理の自動化への道を開く」と期待を寄せている。
 一方、DNS Made EasyのCEOであるSteven Job氏は「DNS Made Easyは、DigiCertと協業することを光栄に思っている。私たちは、業界をリードする稼働時間、信頼性、およびウェブロード時間で強力なグローバルネットワークを確立した」とコメントしている。
 なお、今回の買収ではDigiCertは、Clearlake Capital Group LPとその関連会社のCrosspoint Capital Partners LP、 TA Associatesの支援を受けた。

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投稿者 Akibano

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