国際レコード産業連盟(IFPI)は14日、世界の音楽産業において、2014年にはデジタル音楽の売上がCDやレコードの売上を初めて上回ったと発表した。
 2014年の音楽ソフト全体の売上は149億7000万ドルで、前年比0.4%減。このうち、デジタル音楽は68億5000万ドル(前年比6.9%増)、CDやレコードなどは68億2000万ドル(同8.1%減)で、デジタル音楽がわずかにCDやレコードを上回った。
 デジタル音楽の中では、ダウンロード販売は前年比で8.0%減少したが、サブスクリプション型(定額配信型)の売上が前年比39.0%増と大きく伸びた。
 一方、日本ではCDやレコードの売上が78%を占めており、ドイツ(70%)、フランス(57%)といった国も、デジタル音楽よりCDやレコードの売上の割合が高い。
(三柳 英樹)

関連リンク プレスリリース(英文)http://www.ifpi.org/news/Global-digital-music-revenues-match-physical-format-sales-for-first-time

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投稿者 Akibano

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