Firefoxにおける米国のデフォルトサーチエンジンと代替サーチエンジン(Mozilla公式ブログ2014年11月19日付記事より画像転載)
アイルランドのアクセス解析調査会社StatCounterは7日、2014年12月の米国内サーチエンジン市場シェアを発表した。米Yahoo!が過去5年間で最高シェアを記録する一方で、米Googleは、StatCounterが調査を開始した2008年7月以降で最低となるシェアを記録した。米Mozillaが11月、ウェブブラウザーの最新バージョン「Firefox 34」において、デフォルトサーチエンジンをYahoo!に変更したことが影響したと考えられる。
StatCounterが発表したデータによると、1位のGoogleのシェアは75.2%で、11月から2.1ポイント減らした。2位はMicrosoftのBingは12.5%で、11月から0.4ポイントの増加。3位のYahoo!は10.4%で、1.8ポイントの増加。
StatCounterのCEOであるAodhan Cullen氏は、「当面の問題は、FirefoxユーザーがまたGoogleに切り替えるかどうかだ」とコメントしている。StatCounterの調査によれば、米国内のFirefoxユーザーはインターネットユーザーの12%を占めるという。
今後、他のアクセス解析調査会社の統計にもYahoo!のシェア増加が反映されるかどうかが注目されそうだ。
FirefoxにおけるYahoo!での検索結果例(Mozilla公式ブログ2014年11月19日付記事より画像転載)
(青木 大我 [email protected])
関連リンク StatCounterのプレスリリース(英文)http://www.businesswire.com/news/home/20150107005407/en/Yahoo-Achieves-Highest-Search-Share-2009-Reports
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