凸版印刷株式会社は、2人が触れ合った瞬間に写真を撮影する、体験型デジタルサイネージシステム「LoveCamera」を9月中旬より販売する。
「LoveCamera」利用時のイメージ
LoveCameraは、デジタルサイネージの前で2人が「手をつなぐ」「肩を組む」「抱き合う」など触れ合った瞬間を、デジタルサイネージのカメラが自動的に撮影。プリンタを接続すれば、写真をその場でプリントアウトできる。
システムは、MIT Media LabのLifelog Kindergarten research groupが開発した、伝導性のある物体を入力デバイスとして利用できる「Makey Makey」をベースに、凸版印刷が開発。LoveCmaeraのシステム機器を接続したデジタルサイネージの前で、システム機器に接続した2つのグリップをそれぞれ2人が手に持ち、お互いが触れた瞬間に流れる微弱な電流を検知してカメラのシャッターを切る。
「LoveCamera」システム構成
主に流通業界やイベント業界での使用を想定しており、イベントに合わせたデザインや演出にカスタムでき、クリスマスやバレンタインなど季節のイベントにも対応可能。また、ウェブを使用したシステムとの連携により、会場の別の大型モニターに写真の表示、演出を加える事もできる。
価格は、デジタルサイネージ、システム機器などの機材レンタル料、設置費用、ライセンス使用料を含み、基本料金として1日120万円から。カスタマイズ費用は別途相談としている。
(山川 晶之)
関連リンク 凸版印刷ウェブサイトhttp://www.toppan.co.jp/
関連記事
最もカップルが誕生しやすいのはバレンタインとクリスマス~Facebook調査
2012年3月26日
テックウインド、簡単導入が可能なQNAPのデジタルサイネージプレーヤーを販売
2014年6月5日