個人情報保護委員会が、生成AIサービスの利用に関する注意喚起のパンフレットをウェブサイト上で公開した。
これは個人情報取扱事業者および行政機関などを対象に、入力する情報が生成AIサービスの学習データに用いられる場合に留意すべきポイントを、パンフレット形式でまとめたもの。具体的には、個人情報を含むデータを第三者に提供する場合はあらかじめ本人の同意を得なければいけないこと、また保有個人情報を利用、提供する場合は、特定された利用目的に限られることを、それぞれ個人情報保護法をもとにまとめている。いずれも6月2日に掲載された詳細な資料から抜粋したもので、端的で分かりやすい内容だ。元となった資料では、事業者・行政機関・一般の利用者のそれぞれに向けて注意点が詳細に記されている。また、ChatGPTの開発提供元であるOpenAIに向けては別途6月1日に注意喚起が行われており、その概要の資料も公開されている。 生成AIサービスの利用に関する注意喚起(PDF)(個人情報保護委員会)
https://www.ppc.go.jp/files/pdf/generativeAI_notice_leaflet2023.pdf生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について(個人情報保護委員会)
https://www.ppc.go.jp/news/careful_information/230602_AI_utilize_alert/
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