ランサムウェアの感染を騙った詐欺電話について、警視庁がTwitterで注意を呼び掛けている。
「あなたのコンピユーターがランサムウェアに感染している」と不安を煽り、銀行の口座番号と暗証番号を聞き出すという。こうした電話に対して警視庁では、「全て嘘です。絶対に相手の要求に応じないでください」としている。
【サイバー犯罪対策課】ランサムウェアの感染を騙った詐欺電話に注意。「あなたのコンピユータがランサムウェアに感染している。」と不安をあおり、銀行の口座番号と暗証番号を聞き出す詐欺の電話が掛かって来ています。このような電話は全て嘘です。絶対に相手の要求に応じないでください。— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi)2017年5月19日
警視庁では、リーフレット「ランサムウェア(身代金ウィルス)に要注意!」のPDFファイルの配布も行っている。ランサムウェアについては、感染するとHDDやUSBメモリに保存されたファイルが暗号化されるほか、同一ネットワーク内に共有しているファイルも暗号化されるおそれがあるとしている。
その対策として、セキュリティ対策ソフトの導入、OSや各種ソフトウェアのアップデート、重要データのバックアップとオフライン保管を挙げている。またスマートフォン向けには、アプリを公式ストアからダウンロードすることを対策に挙げている。関連リンク 警視庁犯罪抑止対策本部の該当ツイート 【緊急】ランサムウェアに要注意!
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