独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は25日、2015年第4四半期の「コンピューターウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況」を公表した。
 IPAの「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談状況によると、2015年には「ランサムウェア」に関する相談件数が増加。2015年の第1四半期までは5~6件だった相談件数が、2015年第2四半期には31件寄れられ、2015年第4四半期では46件に達した。
「ランサムウェア」相談件数の推移
 また、ウイルスを検出したという偽の警告画面や音声で不安を煽り、サポート契約やソフトの購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」でも相談件数が増加している。2015年第1四半期まで0件だった相談件数が、2015年第4四半期では57件寄せられ、はじめて相談が寄せられた2015年5月以降、相談件数の増加は顕著だとしている。
「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
(山川 晶之)

関連リンク プレスリリースhttps://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/q4outline.html

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投稿者 Akibano

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