株式会社ICT総研は、モバイルブロードバンドサービスと固定ブロードバンドサービスをセットで契約することで割引を受けられる、いわゆる“セット割引”の利用に関する調査結果を発表した。
モバイル/固定ブロードバンドサービスの両方またはいずれかを利用している3087人のうち、セット割引を利用していたのは、auスマートバリューが13.3%、ソフトバンクのセット割引が2.1%、そのほかのセット割引が2.7%。一方、スマートフォンと固定回線を利用しているが、セット割引を利用していないユーザーが39.4%となり、ICT総研ではセット割引の潜在需要が高いとしている。
現在利用しているモバイル/固定ブロードバンドサービス
今後の利用意向については、意向が決まっていないユーザーを除く2435人のうち、「事業者を乗り換えてまでセット割引を利用したいと思わない」が40.5%だった一方で、「ドコモ光パックを利用したい」が26.1%、「auスマートバリューを利用したい」が15.4%、「ソフトバンクのセット割引を利用したい」が7.8%、「その他のセット割引を利用したい」が10.1%と、約6割が何らかの割引施策を利用したいと回答した。
モバイル/固定サービスセット割引の利用意向
(山川 晶之)
関連リンク プレスリリースhttp://www.ictr.co.jp/report/20150113000072.html
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