株式会社ミクシィは7日、2014年度第2四半期の決算を発表した。スマートフォン用ゲーム「モンスターストライク」の好調により、通期売上高は前年同期比約8.8倍の349億5400万円に大幅拡大。通期損益も13億5200万円の赤字から、90億8200万円の黒字に転換した。
通期(2014年4月~9月)の連結業績は、売上高が349億5400万円(前年同期比778.3%増)、営業利益が143億5000万円、経常利益が143億4200万円、純利益が90億8200万円。
通期売上の内訳も、モンスターストライクなどのコンテンツ事業が294億9700万円と大部分を占める。モンスターストライクは、海外展開第1弾として5月から台湾での展開を開始し、国内では3月からテレビCMを開始。10月には全世界での利用者数が1500万人を突破したという。
SNS「mixi」などのメディア事業の売上は24億1700万円で、前年同期比30.0%減。デバイス環境の変化などから売上が減少しているが、アドネットワーク広告の運用強化などを進めているとしている。
ミクシィでは、これまで未定としてきた2014年度通期の業績予想も公表。売上高は1000億円、営業利益は450億円、経常利益は450億円、当期純利益は290億円としている。
(三柳 英樹)
関連リンク プレスリリース(PDF)http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1192991 業績予想の修正に関するプレスリリース(PDF)http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1193088 株式会社ミクシィhttp://mixi.co.jp/
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