株式会社ジュピターテレコム(J:COM)とネットエイジア株式会社は26日、テレビを視聴し、スマートフォンを使う男女1000名を対象とした調査結果を発表した。団塊世代の48.2%が外出先ではフリーWi-Fiにつなぎ、58.1%がスマートフォンの自動接続機能でWi-Fiにつないでいると回答した。
 今回実施したのは、「テレビ視聴・スマホ利用に関する世代比較調査2019」。にインターネットで3月15~18日に調査している。内訳は、1989~1999年生まれの「平成世代」334名、1965~1969年生まれの「バブル世代」332名、1947~1949年生まれの「団塊世代」334名。調査結果はいずれも「J:COM調べ」。
 スマートフォンで通信容量を超過し、通信制限を受けたことのあるユーザーは、平成世代が53.9%、バブル世代が35.2%、団塊世代が21.0%で、明らかに若いほど多いことが分かる。
 自宅でスマートフォンをネット接続する場合にWi-Fiを使うようにしていると回答したのは、平成世代が87.7%、バブル世代が84.9%、団塊世代が79.6%で、世代間の差はあまりなかった。
 一方、外出先でスマートフォンをネット接続する場合に無料Wi-Fiを使うようにしていると回答したのは、平成世代が39.2%、バブル世代が46.4%、団塊世代が48.2%だった。また、スマートフォンでWi-Fiの自動接続機能を使っているのは、平成世代が47.3%、バブル世代が56.0%、団塊世代が58.1%だった。この2項目とも平成世代が少なく、バブル・団塊世代はあまり変わらない結果となった。
 フリーWi-Fiの安全性については、平成世代の24.0%、バブル世代の25.6%、団塊世代の26.6%が安全だと思っていると回答。世代間で大きな差はなかった。
 商業施設などで公共に向けて提供されているものではないのに、セキュリティがかかっておらず、無料で利用できるアクセスポイントを指す“野良Wi-Fi”という言葉については、平成世代では29.9%、バブル世代では25.0%、団塊世代では9.0%が聞いたことがあると回答。団塊世代だけが1割を切る結果だった。
 このほか、テレビの視聴スタイルについても調査が行われている。世代にかかわらず、リアルタイム視聴が録画視聴を上回っており、視聴しながらすることは、平成世代がSNS、バブル世代がネットサーフィン、団塊世代が新聞閲読が多かった。

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投稿者 Akibano

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