一般社団法人データサイエンティスト協会(DSS)、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の3団体は20日、「デジタルリテラシー協議会」を設立したと発表した。経済産業省がオブザーバーとなっている。
 同協議会は、デジタルの専門家ではない一般のビジネスパーソンへのデジタルリテラシー普及を目的とする。「より良い社会(Society 5.0)の創出の創出に向け、『デジタルを作る人材』だけでなく『デジタルを使う人材』の育成が重要になってきています」と公式サイトで説明している。
「デジタルリテラシー協議会」公式サイト
 進化を続けるデジタルツールやITシステムのユーザーである、全てのビジネスパーソンのデジタルリテラシーの底上げおよび共通化を、デジタルリテラシー協議会は目指す。同協議会では、共通リテラシーの領域を「Di-Lite」という名称で定義。「数理・データサイエンス」「AI・ディープラーニング」「IT・ソフトウェア」の3領域からなるとしている。ただし、この定義は今後、協議会の開催により更新し、再定義していくとのこと。
Di-Liteをベースにしたデジタルリテラシー・スキルフレームワークとラーニングパスイメージの図解
 また、協議結果は、各協会が実施している検定・試験のシラバスにも反映し、リテラシー習得のためのツールの提供も行うとしている。該当の検定・試験は以下のとおり。 データサイエンティスト検定(データサイエンティスト協会)G検定(日本ディープラーニング協会)ITパスポート試験(情報処理推進機構)

関連リンク デジタルリテラシー協議会

関連記事

動き始めた「Society 5.0」を夢で終わらせないために
2019年10月2日

「CEATEC 2019」に「Society 5.0 TOWN」出現、2030年の“まち”で実現するサービスを見せる企画展示
2019年7月29日

“Society 5.0”の解説冊子、無料ダウンロード配布開始、JEITAが刊行
2018年11月12日

「CEATEC JAPAN 2018」の開催概要発表、超スマート社会「Society 5.0」実現のための“共創の場”
2018年2月7日

”Society 5.0”の展示会「CEATEC JAPAN 2017」10月3日~6日開催
2017年9月12日

投稿者 Akibano

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です